#ニッポンのジレンマ 感想まとめ
明けました2014年。
元日早々にNHKで放送された新世代が解く!ニッポンのジレンマ 元日SP「僕らが描く この国のカタチ2014」を観た。
今夜はニッポンのジレンマみる pic.twitter.com/Lx5ikcD8Lg
— ㄜㄘこ a.k.a ㄘωㄜっ (@papilio17) 2014, 1月 1
友人知人が出演するということもあり(ことあるたびに思うけれど、ほんとうに周りにはすごい同世代がたくさんいて驚く)興味深く話を聞きながら感想をツイートしたことを、せっかくなのでブログにまとめておく。
ネットで知ってるひとの書き込みを見るのと、テレビに知ってるひとが出てるのを見るの、後者の方がインパクトの強さじわじわくる。昔は前者のインパクトもあったはずなのにな。距離の感じ方の変化。てのひらでさわれる距離。
— ㄜㄘこ a.k.a ㄘωㄜっ (@papilio17) 2014, 1月 1
↑インターネットとの距離、ほんとうにここ2,3年で変わったなってぼんやりおもった。
国になにをしてほしいのか、国になにをしてあげたいのか、をふと考える。その場合の 国 に、自分や自分の周りの存在は含まれている? #ニッポンのジレンマ
— ㄜㄘこ a.k.a ㄘωㄜっ (@papilio17) 2014, 1月 1
将来税収が減っていまある道路のうち1/3しか保守できなくなる見通しの中、すべての道路がほんとうに必要かどうかを判断できるのは、その道路を使ってる当事者だけなのではないかと思うけれど、第三者の視点と外野があれこれ言うことの境界線って難しいよなあ #ニッポンのジレンマ
— ㄜㄘこ a.k.a ㄘωㄜっ (@papilio17) 2014, 1月 1
↑建築家の藤村龍至さんが語ったインフラ維持の問題に対して、Wantedlyの仲暁子さんが将来Amazonが無人プロペラ機で配達する構想を発表したことを引き合いに出して「税収が減った状態で維持できない道路は、じつは不要なものなのでは?」という疑問を呈したことに対して。
ネットの向こうにつながりを求めているとか、ネットがあればなんでもできる可能性が高まるとか、2014年のこのタイミングで話すことなのかしら?と思ったけれど、これはテレビだから前提を共有しないといけないからなのかな…他になにか理由があるのだろうか #ニッポンのジレンマ
— ㄜㄘこ a.k.a ㄘωㄜっ (@papilio17) 2014, 1月 1
前半、よいバランスで話が進んでいてとても面白さった。とっちらかった強い個性をそのままにしないで、学者の方々がそれをふまえてちゃんと考える余地を与えてくれる感じ。なによりも他のエキサイティング偏重な討論番組と違って否定がないのがよい。 #ニッポンのジレンマ
— ㄜㄘこ a.k.a ㄘωㄜっ (@papilio17) 2014, 1月 1
後半、遅れて政治学者の白井聡さんが登場してから空気が一変。
遅れてやってきた白井さんが怖かった
— 家入一真 電凸→08044431800 (@hbkr) 2014, 1月 1
現実に起こっている問題を引き合いに出して絶望論を説く白井さん。説得力あった。
実在する問題は、(ネットではない、と敢えて言うけれど)リアルにあるんだ、まずはそこから目を逸らすなということを白井さんは突きつけてる気がする。一気に現実感が増した。怖いけど。 #ニッポンのジレンマ
— ㄜㄘこ a.k.a ㄘωㄜっ (@papilio17) 2014, 1月 1
印象的だったのは、白井さんが登場して会場の空気が変わってから、明らかに登壇者によって発言ボリュームが変わっていったこと。
主に学者さんが積極的に発言しに行って、それ以外の登壇者はおとなしくなってしまった感じがした。
そこでハッと気づいたときのツイートがこれ。
結局はこの #ニッポンのジレンマ の場が民主主義の実験なんだなあと確信した。普段触れない、意識することのない考え方に対して、各論客がどうコンセンサスをとるのか、そのアクションが見たい。
— ㄜㄘこ a.k.a ㄘωㄜっ (@papilio17) 2014, 1月 1
番組の終わり付近に仲さんが言った、「世界で勝負したかったら英語とプログラミングは絶対にやっておくべき」という発言は、たぶん、海外を経験して、自力で起業した仲さんじゃなかったら全然説得力なかったと思う。
仲さんあたりは、自分自身が世界と戦っている体験があるからこそ、こういう発言がでてくるのだろうなあ。受け売りや机上の空論や流行りの論調とかでは全然ないところに説得力があるし、実際「今」は仰る通りなんだと思う。 #ニッポンのジレンマ
— ㄜㄘこ a.k.a ㄘωㄜっ (@papilio17) 2014, 1月 1
そして最後に、政治思想や歴史観が議論に盛り込まれる「難しい大学の先生の話ばかりでつまらないから、もっとわかりやすく簡単な言葉で話してほしい」という会場からの意見に対しての、先崎さんのコメントが的を射すぎていてズキューンときた!
「わかりやすい言葉を求めることが本当に正しいのか」先崎さん‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎ありがとう‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎ #ニッポンのジレンマ
— ㄜㄘこ a.k.a ㄘωㄜっ (@papilio17) 2014, 1月 1
わからなかったら理解できるまで調べたり考えたりする努力をしないままに、誰かに答えをもらおうとする姿勢そのものが危ういというこのコメント。
たしかに、世の中にはわかりやすい構図や言葉がゴロゴロ転がっているし、ちょっとググれば誰かの出した答えを簡単に見つけることができる。
わたしもツールに頼りがちだし、その恩恵を受けているわけで、痛快だけれど自戒の意味も込めて、この言葉は胸に刺さった。
(でも先崎さんは、専門用語をわたしたちにもわかるようにとても噛み砕いて言葉を紡いでくださっている感じが強かったから、個人的には「え?そんなに難しい話してる…?」って不思議だった…)
イライラしたりジリジリしたりしながら、暗い話も明るい話も過去の話も現在の話も未来の話もぜんぶキラキラワクワクしながら聞いた。面白かったー #ニッポンのジレンマ
— ㄜㄘこ a.k.a ㄘωㄜっ (@papilio17) 2014, 1月 1
久しぶりに楽しい番組観れてよかった。
定期的にこのとき感じたことは振り返りたいし、自分にできることは実践していかなければ、と、思った2014年の幕開け。
元日SP「僕らが描く この国のカタチ2014 – Togetterまとめ
今年もよろしくお願いします。