ちんぶろ

好きな人や物が多すぎる女子の活動記録、雑感、あれやこれやをちぎっては投げちぎっては投げ

HAPPY RETIREMENT Google Reader

   

HAPPY RETIREMENT Google Reader
Happy retirement Google Reader!

というタイトルのメールがfeedlyから届いて、Google Readerの中身がワンクリックでインポートできるということだったので、ポチッとクリックして中身を全部移し終えた。あっというま。

フィードの情報はするりと問題なく引き継げた。(feedlyのUIぜんぜん慣れないからRSSリーダージプシーになるかも!)

思えば愛用していたPAIPO READERというグッドなRSSリーダーが2008年に終了するのを期に使い始めたGoogle Readerは、今ではPAIPO READERの愛用歴をぽんと追い抜いて、5年とちょっとの間に溜まった有象無象の情報たちでいっぱいになっていた。
大学に入って一年くらい経って、RSSリーダーを使い始めたあの頃は、ちょうど携帯サイトからみんながブログに切り替え始めていた頃で、「ブログ始めました」という投稿を見るたびにフィードを登録して、学校から帰るたびに更新がないかどうかチェックするという習慣ができた。

そのうちRSSリーダーは情報収集ツールなんだということを意識しだして、あれもこれも読まないととどんどんブログを登録するようになって、大学院の頃には研究テーマの関連キーワードなんかも登録して、未読ばっかり溜まっていって、ああ、ちゃんと読まなきゃ読まなきゃ、と思っているうちにまたどんどん未読が溜まっていくというよくない循環に陥っていって、その頃から確認頻度も落ちていった気がする。

いつのまにかTwitterやFacebookのほうが頻繁に更新されるようになって、わたしを含めてみんなのブログも更新されなくなっていったり消えていったりしていたのだけれど、Google Readerには、もう消えちゃったブログのフィードの残骸も残っていたりして、わたしはそれを忘れた頃によむのが好きだった。

いまふと思い出して、5年前のあのひとのブログなんかを読んでみた。
読み返すまで忘れていた、なんのことはない日常たち。
深夜2時やら3時やらに更新されるとりとめもない投稿。(これが今で言うポエムのはしりか!)
あの頃のあのひとたちが残していった色鮮やかな言葉たちが画面に踊る。あの頃の温度で。
もう二度と戻らないんだなって思ったら、なんだか無性に泣けてきた。

覚えきれない思い出は、2013年6月の終わりとともにまっさらに消える。

わたしが残していたかったのは、ブログに書かれたイベントのレポートや有識者の過去の見解ではなくて、わたしもまわりの友人たちも若くて(ある意味で)痛くて繊細で、些細なことに悩んで傷ついていた頃に吐き出していた言葉たちであって。
そもそも読み返すまで忘れているくらいで、覚えていないんだからそんなに重要な思い出ではないのかもしれないし、少なくとも世間一般的に言う生産的な情報ではないのだから、消えるなら消えるでいいのかもしれない。
そういうの、流行ってるし。断捨離みたいなもんだと思えばいい。
5年間、思い出を残してくれてありがとう。ひとつの時代が終わったね。
それでいいんだろう、きっと。しらんけど。

でもそれでも、あと数時間で見れなくなってしまう言葉たちをぼんやりスクロールしていると、やっぱり胸は苦しいし、画面は涙で滲みっぱなしになっちゃうのだから、困ったものです。

 - 感想, 日常