「わしはエヴァが育てた」株式会社カラー10周年記念展に行ってきた
そう、わしはエヴァに育てられたのです。(突然)
庵野秀明監督率いる株式会社カラーの10周年記念展に行きました。
開催初日の15時半頃に到着したのですが、混雑のため整理券配布により17-18時の入場になるとのこと。いつ入れるかわからないまま何時間も行列に並ぶより全然マシです!ありがたいシステム〜!!
入場料は500円。初日の段階では当日券売り場は全く混んでいませんでした。(週末は込み合うと思ったけどどうやら待ち時間無しで入れる様子)
わたしは特典つきの前売券をあらかじめ買っていたのですぐに入場できました。
余談ですが特典でもらったチケットホルダー、最高に使い勝手良さそうでめちゃくちゃ満足しています!
(オタクの必須アイテムチケットホルダー)
入場するなり、新劇場版発表時のポスターがお目見え。
10年が経った今、改めて読むとこれある意味で檄文なのではという気がしてくる。
もう10年経つのか…(新劇場版のためにつくられたカラーが10周年なんだからそりゃ当然なんだけども)
そしてここからファンにとっては何を見ても感極まるフェーズに突入します。
(会場内は写真撮影が許可されています。神かな?)
(接写は控えてほしいとのことだったので遠目から撮っています)
笑えばいいと思うよ〜😭🙏🏻✨(語彙力の崩壊)
先日限定公開されていた新劇場版:Qの主題歌「桜流し」の特別PVもフル尺で公開されているため、必然的にこの曲をBGMにしながらエヴァ関連の展示を観ることになります。
泣くわそんなん。
ミサトさん…
初めてQを映画館で観たとき、ものすごい衝撃を受けたと同時に、「ああわたしはエヴァに関してはなにがあっても大丈夫だ信じ続けられる」と再確認したのを今でも覚えています。
ヴンダーの設定資料、目が飛び出るくらいの衝撃メモ書かれてて声出しそうになった。
貞本義行先生直筆のポスター原画。神々しいオーラが出ていた…
鶴巻さんの描く女子たち、瑞々しくて可愛い。
そして素晴らしかったのが、今回の展覧会のために制作された新作短編アニメーション「おおきなカブ(株)」。
カラー設立から10年間の歴史を童話に見立てて振り返るお話なのですが、もうこれ絶対に観たほうがよいです。
おじいさん(庵野カントク)には一緒に畑を耕す素敵な仲間たちがいたからこそ、あんなに大きなカブ(ヱヴァやらシン・ゴジラやら)を育てて収穫することができたんだ、と温かく伝わるお話でした。
わたしも泣いたし、周りで観ていたおじさんたちも泣いていた。
あと奥様の安野モヨコさんの、カントクに対する愛と理解がすごくて感動。(「カラー」の名付け親もモヨコさんなんですって)
エッセイ漫画「監督不行届」は何度読んでもめちゃくちゃ面白くて最高です。
上映ブースにこっそり飾ってあったお花。(なので写真が暗い)
うううううう綾波〜〜〜〜〜!!!!!!
モヨコ先生による肖像画と超・おじいさん宮﨑駿監督からのお花。(暗い)
関連グッズの資料もあります。
ゴジラ対エヴァンゲリオン企画のめちゃくちゃかっこいい前田真宏さんのイラスト、これ本当に大好きなやつなので感動…
シン・ゴジラの資料ももちろんあります。フィギュアの造形、見事だった…。
3Dプリンタで出力されたモデル原型もありました。
そして個人的に興奮したのがこれ。
「巨神兵東京に現わる」のロッドパペット…!
CGを一切使わず特撮技術とデジタル処理のみで作るという制約を課されたこの作品で、人が入る着ぐるみにすることができない造形の巨神兵を動かすギミックとして採用されている!あの!ロッドパペットが!!(説明口調)
本物を見られるなんて思ってもみなかったのでぐるぐる拝み倒しました。
かっこいい…
かっこいい…(2回目)
近々設立予定のNPO法人「アニメ特撮アーカイブ機構(略称:ATAC)」関連ということで、ウルトラマンの撮影用小道具やガンダム、宇宙戦艦ヤマトの原画やセル画が展示されていたり、「日本アニメ(ーター)見本市」代表作の映像と設定資料の展示などもありました。
入場者全員に配布される冊子も漫画やらインタビューやらてんこ盛りで、もうなんというか、これが500円って本当なのかな…?という気持ち。
わたしにとって新世紀エヴァンゲリオンという作品は、中学2年生のときに偶然再放送を観ていなければ今のわたしはないって断言できるほど大きな存在なんです、実は。
そんな作品を再びわたしたちの眼前に、最高の形で蘇らせるために作られた会社の歴史の片鱗をこうして垣間見ることができたという胸いっぱいの感動に震えながら会場をあとにしました。
は〜〜〜〜〜〜よかった……(未だに残る余韻)
会期が11月30日までとめちゃくちゃ短いのですが、わたしのようにエヴァに育てられた方もシン・ゴジラに萌えた方も、ぜひ足を運んでみてください。
カラーという会社についてはこのインタビューがとってもよかったので最後に貼っておく。