ちんぶろ

好きな人や物が多すぎる女子の活動記録、雑感、あれやこれやをちぎっては投げちぎっては投げ

#ニッポンのジレンマ 感想まとめ

   

明けました2014年。

元日早々にNHKで放送された新世代が解く!ニッポンのジレンマ 元日SP「僕らが描く この国のカタチ2014」を観た。

友人知人が出演するということもあり(ことあるたびに思うけれど、ほんとうに周りにはすごい同世代がたくさんいて驚く)興味深く話を聞きながら感想をツイートしたことを、せっかくなのでブログにまとめておく。


↑インターネットとの距離、ほんとうにここ2,3年で変わったなってぼんやりおもった。

↑建築家の藤村龍至さんが語ったインフラ維持の問題に対して、Wantedlyの仲暁子さんが将来Amazonが無人プロペラ機で配達する構想を発表したことを引き合いに出して「税収が減った状態で維持できない道路は、じつは不要なものなのでは?」という疑問を呈したことに対して。

後半、遅れて政治学者の白井聡さんが登場してから空気が一変。

現実に起こっている問題を引き合いに出して絶望論を説く白井さん。説得力あった。

印象的だったのは、白井さんが登場して会場の空気が変わってから、明らかに登壇者によって発言ボリュームが変わっていったこと。
主に学者さんが積極的に発言しに行って、それ以外の登壇者はおとなしくなってしまった感じがした。
そこでハッと気づいたときのツイートがこれ。

番組の終わり付近に仲さんが言った、「世界で勝負したかったら英語とプログラミングは絶対にやっておくべき」という発言は、たぶん、海外を経験して、自力で起業した仲さんじゃなかったら全然説得力なかったと思う。

そして最後に、政治思想や歴史観が議論に盛り込まれる「難しい大学の先生の話ばかりでつまらないから、もっとわかりやすく簡単な言葉で話してほしい」という会場からの意見に対しての、先崎さんのコメントが的を射すぎていてズキューンときた!


わからなかったら理解できるまで調べたり考えたりする努力をしないままに、誰かに答えをもらおうとする姿勢そのものが危ういというこのコメント。
たしかに、世の中にはわかりやすい構図や言葉がゴロゴロ転がっているし、ちょっとググれば誰かの出した答えを簡単に見つけることができる。
わたしもツールに頼りがちだし、その恩恵を受けているわけで、痛快だけれど自戒の意味も込めて、この言葉は胸に刺さった。
(でも先崎さんは、専門用語をわたしたちにもわかるようにとても噛み砕いて言葉を紡いでくださっている感じが強かったから、個人的には「え?そんなに難しい話してる…?」って不思議だった…)

久しぶりに楽しい番組観れてよかった。
定期的にこのとき感じたことは振り返りたいし、自分にできることは実践していかなければ、と、思った2014年の幕開け。
元日SP「僕らが描く この国のカタチ2014 – Togetterまとめ

今年もよろしくお願いします。

 - 感想