わたしにとっての初めては10回目の #マルチネ10
数年の地方住まいの最中、東京に引っ越したら必ずやりたいと思っていたことのひとつが、マルチネレコーズのイベントに行くことだった。
そんなこんなで今は東京住まいのわたくし、念願叶ってMaltine Records 10周年記念イベント「天」へ。
毎日デスクワーク中に身体固定されながら聴く音楽たちを全身ぶん回しながら浴びることができたの最高としか言い様がなかった #マルチネ10
— ちんさつちゃん (@papilio17) 2015, 8月 2
Vineは音割れしちゃうんだなってこの日初めて知りました…。
この日乗るはずだった飛行機に鳥が激突して欠航になるというびっくり体験をしたparkgolfのゲストで登場した天川宇宙ちゃん。
「そんな嫌なことは吹っ飛ばしちゃえ!」で始まったこの曲、最高だった。
そして個人的にいちばん楽しみにしていたin the blue shirt、オーディエンスがみんな彼を愛して止まない!という感じがフロアから迸っていて予想以上の盛り上がりでちょう楽しかった。
tofubeatsの笛、初めて見た。
ゆで太郎でぶちあがるのおかしいでしょ https://t.co/8JZ4VVU5HC
— 稚鮎の天ぷら (@hironica) 2015, 8月 2
これわたしもぶちあがっちゃったんだけど、冷静に考えると本当にその通りであとから爆笑した。
とはいえネットで曲を捜して聴くという習慣ができたのはここ数年で、マルチネを知ったのも同じ時期だから、むしろ周囲の波に完全に乗り遅れている方だし自覚もある。
だからラストシーン、涙ぐむ出演者やオーディエンスの感じている歴史の深さをわたしはリアルタイムで共有することはできなかったのだけれど、それでもやっぱりこの10年間、彼らが誰もやってこなかった道を切り開いて確実に新しい世界をつくりあげてきたこと、それがまっすぐ伝わってくるイベントだった。
よいものを作る、それはもちろん大切なことだけれど、それよりもなによりも、続けるということはとてもとても難しい。
思い出したのは、tofubeatsのこのテキスト。
できないことも多いが、できる限りやりたいようにやる。たかが23歳、と言われるかもしれないけれど、10年にもわたって何百曲もつくって、やっとここまできたのだ。
別に必要以上に金や名誉が欲しいわけではない。自分たちがやりたい音楽をやる権利と自由を得るために、あとは自分の友達(顔を知っていようが、いまいが)や自分の好きなもの、経験が与えてくれた影響を証明するために挑戦してみたいだけだ。
日々をよくするために、音楽をやろう。
今日この日、代官山UNITでこの瞬間を過ごせてほんとうによかった。
最後に、キャリアの電波も届かないような地下3階まである会場で、難なくいくつも動画のアップロードができたの最高の体験だと思った。
インターネット、愛しているよ。