すきなものはすき。
さて今日は、わたしの話をします。
(いつもはなんの話をしているのかというツッコミは無しで)
春から、とある会社で働きます。
ずっと前からその会社には、
ちょっと不思議なくらい魅力と縁を感じていたのだけれど、
まさか自分が働くことになるなんて想像もしていませんでした。
(実は今でもちょっと現実味がない)
今だからカミングアウトするけれど、
選考中はほんとうに不安でいっぱいだった。
そりゃ、この会社が好き!サービスが好き!
という気持ちは並大抵のものではないという自信はあったし、
会社で働いているひとたちの魅力も、
(少なくとも)同じ立場にいるひとたちより理解しているという自信はあった。
でも、言ってみればそれだけなのだ。
今の時点でものがつくれるわけではない、スキルや知識があるわけでもない、
そんなわたしが必要とされるのか、
そのことが、ずっと不安の源だった。
けれど不安な気持ちに押し潰されそうになるたびに、
いろいろな形でたくさんのひとが、あたたかい言葉をかけてくださった。
(まるで図ったかのように!)
そして思い出したのは、ひとつの強い思い。
こっそりとリスペクトしている社員さんがいた。
実際にお会いしたことはなかったけれど
ネットで拝見する人柄と志に、強く胸打たれた。
このひとのようになりたい、そして会社の、社員さんの力になりたい。
だって、すきなものはすき、なんだもの。
薄ぼんやりとした思いではあるけれど、
これが、わたしがその会社で働きたいと思ういちばんの理由だった。
わたしにできることは、その気持ちを忘れないようにすることだけ。
ならば、自分の思いに自信を持って伝えていくだけだと、決めたのです。
その気持ちが通じてか、ありがたいことに選考は進み、最終選考へ。
面接で社長とお話させていただいたときに確信した。
これほど、わたし個人のことを深く見てくれている会社は他にはない。
だからこそ、選ばれたい。振り向いて欲しい。
これほどまでに強い気持ちを、わたしは忘れることはないでしょう。
そうして差し出した手を、告白した相手は、力強く、握り返してくれた。
ああ、すきなものはすき、と。言い続けていて、ほんとうによかった。
涙が出るくらい、嬉しかった。
勿論これはスタート地点で、
学ばなくてはならないことは山ほどある。
初心を忘れず、前を向いて、笑顔を絶やさず、たくさんたくさん吸収したい。
すべては、“力になる”ために。
最後に、この機会をとおして出会ったすべての魅力あふれるひとたち、
遠くで、近くで、支えてくれたひとたちに、
心からの感謝を。
ほんとうに、ありがとうございました。